【S22 最終301位(2015)】無効化スタン

s22お疲れさまでした。matobaと申します。

今回初めて最終レート2000↑を達成したので記念に構築記事を残すことにしました。

使用構築

 



結果

 

構築経緯

1. 安定して勝つためには透かし択(主に地面技を絡めた透かし)に対する相手の傾向をつかみ、ターン数を重ねて相手のプレイング傾向をはかるのが大事だと考え、無効化タイプのシナジーを意識して構築を組むことにした。

2. 今期はレギュH最初のシーズンということもあり、過去のレギュレーションを参考にすると最初のシーズンは全体的にまだ煮詰まっていないので順当に強いポケモンを採用しやすいと感じた。

・特にの並びはタイプ受けの補完も取れており上記の2点を満たすので採用し、環境に合わせて型を変えることにした。

・最終日直前までこの4体(型も今の構築と異なる)+を使っていたが2500位付近から抜け出せなかったので最終日にこの2体を下記2体に変更した。

 

・1を意識するうえでサーフゴーのスカーフトリックから試合を展開することは相手の動きに制限を与え、相手の択が見えやすくなるのでその動きに対して厄介なサーフゴーミラーを避けるため、カイリュー以外の地面技を透かせる枠、そしてグライオンの上から挑発を打てることも加味してを採用。

・この並びのままだと相手の技選択でドラゴン技が安定択になってしまうためフェアリータイプを採用をしたいが、考えうるフェアリータイプの中でゴーストタイプも入っており型も豊富なを採用。さらにふうせんを持たせることによって初動の無効タイプが増え、ミミッキュ引きが考えられる盤面において地面技も打てる場面でも技を透かすことができ、相手の情報を見ることができる。本来対面的にしか採用しづらいミミッキュ地面格闘ドラゴンノーマルの4つの無効タイプを持つポケモンとして構築に組み込むことでミミッキュをサイクル戦として有効活用できるようにした。

 

こうして地面技に対しての引き先に3体の候補、格闘技に対しての引き先に2体の候補など無効化タイプのポケモンを複数用意することで択を散らし、相手の地面技やドラゴン技、格闘技など無効タイプの存在する択に対しての情報戦を軸にした構築で戦うことにした。

 

 

構築詳細

①サーフゴー


【S2最終9位】マスカラウドミトム【SVシングル】 - ぽ記 (hatenablog.com)

上記リンクの参考元のサーフゴーを使用。調整意図は参考元のリンクへ。

実数値(努力値):165(20)-×-116(4)-198(212+)-119(60)-131(212)

技構成:シャドーボール/ゴールドラッシュ/きあいだま/トリック

 

・スタンパのため、ミラーが発生した際に有効なサーフゴーに強いサーフゴーを考えるうえで構築記事をいくつか参考にし、最も自分の理想に近い配分をしている方の記事を見つけたので調整をそのまま使用。テラスタイプと技のみ現環境や自分の構築に合わせて変更。(はがねテラスタル→ひこうテラスタルサイコショックきあいだま

きあいだま採用はトリック成功後の相手の交代択で明らかに引きやすいドドゲザンやガチグマの引きに対してリスクをつけるよう採用したが、当たり前のように外れる技なので要検討枠。当たれば本来サーフゴーを受けに来るポケモンを溶かせるのでリターンは高い。リスクはなるべく低い状況で打つことを心掛ける。

・ひこうテラスタルにすることでトリックでの透かし、ブリジュラスと組みやすくなるメリットがある。とはいえ構築の組み方的に基本初手で飛行テラスタルトリックすることはなく、サーフゴー、ガチグマ、ブリジュラスを同時に選出している場合のみ、その択が存在していた。基本的にサーフゴーにテラスタルを切るときは終盤で相手の行動傾向がある程度読めた上で切ることが多かった。

・トリック自体も必ず初手で打つのではなく相手の状況を加味して打つのか引くのか判断した。有利対面でトリック耐性を持つポケモンが裏にいないときは初手で打ち、それ以外はこちらのパーティーとの相性も込みで打つか打たないか判断していた。

 

②ブリジュラス

実数値(努力値):197(252)-×-150-145-128(252+)-106(4)

調整意図 

準火力の特殊アタッカーの特殊技を跳ね返すためHD特化。

 

・あらゆる構築に強く出れるポケモン。ステロ+ほえるが強力でみがわりや積みを許さないだけでなくしびれを切らした特殊技にミラーコートでリスクもつけられる。ラスターカノン採用はラスト1体のミミッキュ対策やミラーコートで削り切れなかった残りを削るための技として優秀なので採用した。受けだしのタイミング次第で要塞化するのでサイクル戦の序盤に出すより2体のサイクルである程度動きが読めてきたときに3体目として投入する使い方も有効だと考える。

カイリュー  

ポケモンSV S1使用構築最終34位 悪霊鋼竜被りスタン|エルブレス (note.com)

 

上記リンクの参考元のカイリューを使用。調整意図は参考元のリンクへ。

 実数値(努力値): 198(252)-170(4+)-124(68)-x-124(28)-120(156)

 

カイリューの通しやすい構築には積極的に選出していた。(鬼火で物理受けするようにみえる構築や極端な物理受けがいない構築、スタンダード構築など)

・参考元から現環境に合わせて持ち物ゴツメ→ラム、技アンコール→じしんに変更し積みアタッカー寄りにした。

・壁ターンを枯らしたり、読みあいの上で安定択になりやすいはねやすめがこのポケモンの軸であった。攻めと守りの切り替えの練度を高めるならおすすめの型である。

・決してすべてを破壊できるほどのパワーがあるわけでもなく、選出するからには他2体でカイリューにテラスを切れるよう全力でサポートするのでブリジュラスやサーフゴーのようなサポート能力も優秀ないぶし銀と組むことが多かった。

 

④ガチグマ

実数値(努力値):220(252)-x-165(76+)-156(4)-107(172)-73(4)

調整意図

HD 臆病ブリジュラスの眼鏡流星群耐え、オボン込みで瞑想から入って2回目の流星群瀕死率20.7%

 

・じこくづきグライオンがいる関係上ハイパーボイスの採用をやめ、めいそうからの全抜きもしくは2匹以上持っていく使い方を意識した。

・技構成は最大打点のブラム、無効化されない先制技のしんくうは、打点と耐久を伸ばすめいそう、そして相手の択を見るためと場持ちするための月の光。練度次第で化ける技構成に感じたので解説するにはもっと練度が必要だと考える。

・いかにめいそうを通すかのゲーム展開をしていたので構築コンセプトに対して若干逸脱してしまったのが反省点である。アンコール持ちやトリックに警戒しながらの選出をしていたためケアしすぎた結果選出しないことが増えていたが、打たれる前提で立ち回って選出率を上げるべきだったと考える。

・サーフゴーとブリジュラス軸で戦っていたので地面技を透かすために他ポケモンを採用することが多く選出率は下がっていたが、めいそうの隙を作りさえすれば無双できるポテンシャルを秘めていた。

ガチグマ絡みはもっと煮詰めていればさらに自信をもって最終日に臨めたと思うほど今期の課題であった。

 

ミミッキュ

実数値(努力値):133(20)-156(252+)-127(212)-x-125-119(24)

調整意図

同型のミミッキュのsを意識したAB特化ミミッキュ

 

・構築経緯に書き記した通り急遽最終日に採用したので持ちもの以外は要検討。過去シーズンで使用した型で受け構築にも強く出れるので採用した。

・構築経緯の文と重複するが、ふうせんを持たせることによって初動の無効タイプが増え、ミミッキュ引きが考えられる盤面において地面技も打てる場面でも技を透かすことができ、相手の情報を見ることができる。本来対面的にしか採用しづらいミミッキュ地面格闘ドラゴンノーマルの4つの無効タイプを持つポケモンとして構築に組み込むことでミミッキュをサイクル戦として有効活用できるようにした。このポケモンの採用の本質はこの文に詰まっているので技構成は要検討、もっといい型があった気がするが最終日採用のためこの枠は煮詰めればさらに良くなると考える。

 

サザンドラ

実数値(努力値):167-x-110-177(252)-111(4)-165(252+)

調整意図

グライオンに対して上から動きたいので最速CSで、余りはダウンロード対策。

 

・サーフゴーの選出抑制で採用候補になっていたことに加え、最終日にママングライが蔓延っていたのでそのメタとして採用。

・技構成は要検討。初手置きで有利対面を作っても逃げられてしまうのでステロにしていたがブリジュラスで撒いたほうが試合展開がいいので、でんじはに変えてカイリューやガチグマの盤面を整える手助けをした。わるだくみを試す時間も足りなかったのでまだまだ伸びしろのあるポケモンだと考える。

カイリューがいる関係上ほかの飛行タイプをステロの関係で入れづらく、ステロが痛くない浮いている枠で入れたが襷なので実際は選出するなら初手置きが多かった。この辺も改良の余地がある。

・スタンパに強く出るため、はがねテラスタルにしていたが最終日何回か当たったアマガドオーの並びを意識するならどくテラスタルもありだと考える。

 

基本選出

対スタンダード サーフゴー+ブリジュラス+カイリュー

対壁 サーフゴー+ブリジュラス+カイリューorガチグマ

対ママングライ サザン+ブリジュラス+@1(相手の組み合わせ次第)

対マスカーニャ入り ブリジュラス+@2

対受けループ ブリジュラス+ミミッキュ+ガチグマorサザンドラorサーフゴー

 

基本選出はあるものの組み合わせによって柔軟に対応することも意識。

 

重いポケモン

・キョジオーン 数が少ないだけで当たったら困っていた。しおづけ連打がきつい。

・マスカーニャ 型が豊富でマスカーニャ用の対策を強いられた。 

エルフーン 積み展開が抑制される。

・サーフゴー 裏にいるだけでトリック択が安定にならない。

・アーマーガア ガチグマ、カイリューが選出しづらくなる。

 

あとがき

・いざ構築記事を書いてみると改善点も多く見つかり、振り返りの重要さを感じました。初のレート2000↑達成は素直に嬉しいです。

最後まで読んでくださりありがとうございました。